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【リアライズ通信(201310)】 [仕事]

■リアライズ通信201310

先日、ある会社様から「社内ベンチャーとして新規事業を立ち上げた経験から、新しい企画を社内で打ち立てて、成功させていくためには何が必要か?」といった難しい演題でセミナー講師を頼まれました。
 
私などが、こういった講演をするのは烏滸がましい限りですが、その会社様のために何か少しでもお役に立てればと思い、「成功のために何が必要か?」ではなく、「自分はこうやって起業した」という実際の、生々しいお話をさせていただきました。

セミナー聴講者の方々から「社内で新しい企画を立て、成功させていくのは本当に難しい。どうすれば、企画を成功させられるか?」というご質問を多く受けたので、あくまで自分なりにですが、その回答を考えてみました。

毎年毎年、どの会社でも同じだと思いますが、事業の価値を高めるために様々な新しい企画を立案し、実行していると思います。
その中には、プランどおり上手くいくものもありますが、そもそも企画が通らない、なかなか描いていた目論見には届かない、残念ながら途中で断念せざる得ない、もしくは中途半端に終わってしまうようなものも多数あるのではないでしょうか。

幹部も企画を立案して実行している社員たちも、何か新たな企てをするということは何かの目的・目標を達成したくて努力をしたり、何度も企画を練り直してはチャレンジしていることは確かなのですが、真に核心をついて成果に結実させることは極めて難しい。
当然、すべての企画がうまくいけば何の苦労もない、ということですが(笑)、なぜ、そうなってしまうのか?

取り組みの方法が悪かったり、組織間に壁があったり、既存の社内制度が邪魔をしてしまっていたり、コミュニケーション不足だったり。。。
様々な要素がそこにはあると思いますが、私は二つの重要なファクターがあると感じています。

一つ目は、「どうしても、自分たち(社内)の目線、見える地平線の中だけでビジネスを思考しがちになること」
人間は弱いもので、自分たちの見えている風景や土俵の中で思いを巡らす方が楽なため、自分たちの範囲での均質的な課題の捉え方や論陣を張りがちになります。

ただし、常に外(お客様やマーケット)の視点からビジネスを捉えたり、課題をえぐり出さないと、核心には届かない。
また、本質的には新しい企画を立ち上げる動機は、マーケットに対して新たな価値を提供したいがためであるはずなのに、何度も何度も自分たちで試行錯誤を繰り返していくうちに、知らず知らずのうちに「企画すること」が目的化してしまうことが往々にしてあります。

それゆえ、私は、機密はしかと守る大前提ですが、社外の有識者やまったく環境が異なる方に、異論も含めてご意見をいただくことの大切さについて、自分自身の経験をもとに実感しています。
一人では、一社では何もできない、何も世の中は変えれない。

耳が痛い話でも外部の声を傾聴することを怠ると、結局自社にだけ都合の良い企画になり、結果的にうまくいかなくなります。
企画を成功させるというより、失敗する確率を減らしていくためには、オープンマインドで「自分たち」だけの思考の隘路に陥らないようにすることが大事だと感じています。

二つ目は、やはり「絶対に最後までやり切る意志をもって組織を動かしていく力」だと思います。
当然ながら徹底的に考え抜かれたプランは大切ですし、重要なことですが、最も大切なのは、「実際にサービス企画がローンチされ、お客様に新たな価値をご提供し、事業として回るところまで持っていくこと」です。

ともすると、社内で注目されがちなのは企画の着眼点や洗練さ、事業としての魅力などですが、本当に評価されるべきは「実行」であり、苦しみのない新しい企画などありえませんので、七転八倒を繰り返しながらも着実に成果を出すところまで持っていくための信念ある行動こそが重要と考えます。

そのためには仲間が必要ですし、組織の連携や協力が必要になります。
評論家的な意見をいう人も必ず出てきます。
そうした場合に際して、喧々諤々の議論や利害の調整などが発生するにしても厭わずに、企画を実現させていく底力がその企画リーダーに求められると思います。

今回の記事は出発点が「新規企画云々」のセミナーだったので少し不遜な物言いに聞こえてしまったのではないかと若干心配ですが、当然ながら私自身も当社でも、この2つのファクターを確実に実践できているかといえば、そうではありません。
我が社への自戒も含めて、思うところを書かせていただきました。
 
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。


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